JFCネットワークは、日本人とフィリピン人の間に生まれた子どもたち(Japanese-Filipino Children:JFC)を支援するNPOです。

特定非営利活動法人 JFCネットワーク

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活動報告2016.10.17

10月5日、世界韓国人の日、コピーノ問題を考える国会討論会に招かれました

事務局長の伊藤里枝子が、10月5日に行われた「第10回、世界韓国人の日、コピーノ問題を解決するための国会討論会」に招かれてJFCネットワークの取り組みやJFC問題について話をしてきました。

 

ご存知の通り、韓国では「コピーノ」と呼ばれる韓国人とフィリピン人の間に生まれた子どもたちが多くフィリピンに暮らしており、その子どもたちの中には、韓国人の父と連絡がとれず、養育を放棄され貧しい生活を余儀なくされているものがいます。

 

討論会では、弁護士さんからフィリピンに暮らすコピーノの父親を捜し、親子関係存在確認を行い、養育費請求を行った経験の話もありました。日本でも同じですが、「父を探す」ことの難しさを話されていたようです(ハングル語なので話している内容をすべて理解できませんでした(^^;)。

 

その他、エクパットKorea(ECPAT、The International Campaign to End Child Prostitution in Asian Tourism、アジア観光における児童買春根絶国際キャンペーン)からも近年の韓国人男性によるフィリピン人の子どもたちに対する性的搾取の実態などの報告がありました。

 

その他、産業通商省、海外投資省、女性家族省、法務省からの代表者の出席もあり、活発に意見が交わされていました(内容がほとんどわからなかったのが残念…)。

 

10月5日は世界韓国人の日。その日にコピーノ問題を解決しようと国会で討論会が行われるということから、この問題が現在の韓国社会において、いかに深刻な社会問題なのかということが分かります。

 

日本では日本弁護士連合会の扶助を利用してフィリピンにいる母子の財政的負担はなく、裁判手続きが行えていることを説明したこともあり、質疑応答の時間には、日本弁護士連合会の扶助制度についての質問がありました。

 

その日弁連の扶助基金はどこからのお金(答:弁護士さんの会費)で、どのくらいJFC支援に使われているのか(答:不明)、などのやりとりをしました。

親子関係存在確認訴訟をしても、親子関係を否定し、DNA鑑定を拒否する男性が多くいることに対し、会場にいたある男性からは、「フィリピンに留学へ行く学生をはじめすべての男性にDNA採取を義務付けすべきだ」とする意見があり、会場がドッと沸きました。

 

1泊2日という短い間でしたが、とても充実した旅でした。

ハングルですが、紹介されました(^^♪

http://m.news.naver.com/read.nhn…

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