この日もまず、先週の講師からのアドバイスをもとに、それぞれ撮りためてもらった写真を見せてもらいました。

日々の食事や通勤、通学の道、バスの中、部屋のなかの写真を一枚ずつ見せてもらいながら、それぞれの家族やルームメイトのこと、同僚のことなど知ることができました。

後半はこれまでJFCと経験してきたことを振り返ってもらい、それを写真で表現するには、どんな物、場面を撮ったらいいかを考えてもらいました。

フィリピン生まれのJFCは全員が日本国籍取得をあげていたことが印象的でした。

高校生のJFCは「日本のパスポートは、新しい人生へのカギだった」と語っていました。一方で「日本の社会のなかには、フィリピンに対する偏見があると思う」という声も
共通してあがりました。

ある企業につとめるJFCは、
「フィリピン人の働き先は工場や介護、ナイトクラブが多い。そのなかで自分は会社につとめることができたことが自信につながった。

ほかのJFCにもがんばりしだいで可能性が広がることを伝えたい」と語りました。

それぞれの思いを確認しあえたことで、これから撮る写真もより中身が深く、このエッセイ集にふさわしいものになっていくのではないかと期待しています。

ワークショップのあとは、ニュースレターの発送作業をおこないましたが、その間も日本語のこんなところが難しいと話したり、社会人のJFCが高校生に進路のアドバイスをするなど、参加メンバーのなかでよいつながりが生まれているように思いました。

次回のワークショップは11月23日を予定しています。
今後の展開がますます楽しみです♪