ニュース詳細
2025.04.30
フィリピン・スタディツア―のご案内♪
今年もフィリピンスタディツア―を開催します。ぜひみなさま、ご参加下さい~。
今年も内容盛りだくさんです♪ 内容はこちら↓↓↓
https://www.jfcnet.org/support/participation/tour/
・マリガヤハウス訪問の他、
・従軍慰安婦の女性たち(Lolaたち)を支援するLila Filipinaの訪問、
・ダバオでは移住者たちを支援し、人身取引問題に取り組むRGS-COWのプレゼン後、
・武内剛さん監督作品の「パドレプロジェクト」を鑑賞後、同じように父に会ったことがなく父に会いたいと願っているJFCの若者たちとのワークショップ、
・最終日には元マニラ新聞の記者だった酒井義彦さん(フィリピン日系人の問題、JFCの問題をずっと長年取材されている)を講師にお呼びして、会食しながら「フィリピン日系人の歴史からその後、JFC問題に至るまで、そして今」のような話をして頂く予定です。
<2025年度スタディツアーのご案内>
「JFC」と呼ばれる子どもたちのことを知っていますか?
JFCとは、「Japanese-Filipino Children(ジャパニーズ・フィリピノ・チルドレン)」の略称で、日本人とフィリピン人を両親に持つ子どもたちの総称です。子どもたちの母親の多くは、1980年代から日本に出稼ぎに来たフィリピン女性たちです。多くの女性たちはバーやクラブなどで接客業の仕事をしていたため、お客としてお店を訪れる日本人男性との出会いが増えました。日本人男性とフィリピン人女性の出会う機会が増えたことにより、結婚するケースも増加し、また結婚していない両親から生まれる子どもたちも同様に増えていきました。幸せな家族を築いている家庭もたくさんあります。しかし、一方でフィリピン人の母親が出産のためにフィリピンに帰国し、子どもが産まれた後にさまざまな理由で関係が破たんし、理由が分からないままに突然日本人男性との連絡が途絶えてしまい、母子がフィリピンに取り残され遺棄されてしまうケースも多くありました。
JFCネットワークは、こうしたJFC母子の人権擁護を目的として1994年5月に市民団体として設立しました。私たちは日本全国の弁護士の協力のもと、子どもたちの認知・養育費・日本国籍取得などの法的支援を中心とした活動の他、日本政府に対してのロビーイングやスタディツアー等の普及啓発活動も行っています。
近年は、フィリピン人の母親からの相談より、子どもたち自身からの相談が増えてきました。
「日本のお父さんに会いたい」「自分がどこから生まれて来たのか、その意味を知りたい」「自分を認めて欲しい」
これらが、多くの子どもたちの願いです。出自を知ること。それは子どもとしての権利です。父を知ること。それは子どもたちにとって、自分がこの世に生まれてきた理由やルーツを知るためであり、そしてそれはまた、自分自身に自信を持ち、自尊心を養い、自分の足で歩くために必要な人生のステップです。
2009年1月1日に国籍法が施行され、日本国籍を取得するJFCが増えてきました。しかし、2022 年4月1日、「民法の一部を改正する法律」が施行され、成年年齢が20 歳から18 歳に引き下げられたために、日本人の父を持ちながら、日本国籍を取得する機会を失ってしまったJFCたちも多く存在しています。
多くのJFCたちは、父の国・日本を目指します。しかし、JFCの若者たちの中には、仲介業者を通じた渡航費貸付や就労先斡旋を利用して来日している者も多く、様々な職場で劣悪な労働環境の中、働いているケースが報告されています。
JFCの子どもたちや若者はなぜ日本を目指すのでしょうか。子どもたちや若者たちは、何を思い、何を考え、どんな困難を背負って生きているのでしょう。子どもたちの送り出し国のフィリピンでは何が起きているのでしょう。
あなたも是非この機会にフィリピンスタディツア――JFCに出会う旅――に参加しませんか? 現地の人々との交流の多い旅です。
【期間】 2025年7月31日(木)~8月5日(火)5泊6日
【場所】 マニラ、ダバオ
【旅行代金】 140,000円 (※マニラ現地集合です。国際線航空券代は含みません。)
<旅行代金に含まれるもの>
フィリピン国内交通費、宿泊費(2人部屋)、食事(朝3回、昼3回、夕2回)、訪問先謝礼、通訳・添乗員謝礼、海外旅行保険
<旅行代金に含まれないもの>
国際線航空券代、旅行日程に記載していない食事、パスポート取得費用、1人部屋利用追加代金3,200円
【最少催行人員】 15名
【定員】 20名 (原則として先着順で参加者を決定致します。締め切り後のお申込みはご相談下さい。)
【目的】2009年に新国籍法が施行されて以降、日本国籍を取得した多くのJFCが来日をしているが、来日のために多額の借金を抱え、劣悪な労働環境の下に置かれていることが相変わらず報告されている。こうした現状を踏まえ、送り出し国となるフィリピン社会の現状を理解し、フィリピン社会の現実を学ぶ。JFCたちはなぜ日本を目指すのだろう。JFCたちとの交流を通して、JFCたちの抱えている葛藤、苦悩、そして希望や夢に耳を傾け、気づきや学びを得る。
【参加条件】 上記の趣旨に賛同する成人。未成年の中学生は親子で参加できます。15歳以上の未成年は親の同意要。AIGの海外旅行保険にオルタナティブツアーを通して加入すること(旅行保険代金は旅行代金に含まれています)。
【添乗員】 添乗員は同行しませんが、JFCネットワークのスタッフが同行します。
【現地係員】 現地の団体マリガヤハウスのスタッフがマニラ集合からマニラ解散まで同行します。
【申込方法】スタディーツアー参加申込フォームに記入して、送信して下さい。
https://forms.gle/AL1uFtXJrASkVKTn8
お申込書をメールや郵送でご希望される方は、JFCネットワーク事務局までご連絡を下さい。
【締め切り】 2025年6月30日(月)(定員に達した場合には、締切が早まることがございます。締め切り後のお申し込みはご相談下さい)
【旅行代金の支払い方法】お申し込み後、請求書をお送りします。期日までにお振り込みください。
【現地プログラムに関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人 JFCネットワーク
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-16-2 西新宿ハイホーム206 TEL/FAX 03-6276-1522 E-mail jfcnet@jca.apc.org
[旅行企画・実施]エアーワールド株式会社
※株式会社オルタナティブツアーはエアワールド株式会社の代理店になります。