JFCネットワークは、日本人とフィリピン人の間に生まれた子どもたち(Japanese-Filipino Children:JFC)を支援するNPOです。

特定非営利活動法人 JFCネットワーク

ニュース詳細

お知らせ2021.02.17

2月13日(土)臨時総会が開催され、監事が選任されました。

 2月13日(土)、特定非営利活動法人JFCネットワークの臨時総会がズームにて開催されました。議題は監事の選任でした。ご逝去された細田はづきさんに代わり、新監事として毛受久さんが選任されましたことをご報告いたします。
 昨年12月14日、当団体のNPO法人設立以来、監事を務めて下さっていた弁護士の細田はづき先生がご逝去されました。あまりに突然の悲報に今でも信じられません。とても悲しいです。
 細田先生はJFCネットワークがNPO法人になる前、まだ市ヶ谷に事務所があった頃に会員になって下さいました。「母と一緒にクリスマス会に参加してもいいですか?」と突然ご連絡を下さったことを今でも鮮明に覚えています。
 クリスマス会で初めてお会いした時、「私、検事になりたいんです」とお話しされていたのに、翌年、「弁護士になりました!」とご連絡を下さいました。その後、東京にある事務所に勤務されたので、JFCネットワークのケースを積極的に受任下さるようになり、打合せの時には、フィリピン人のお母さんが一緒に連れてくる子どもたち(JFC)のためにお菓子の袋を準備して下さったり、クリスマス会用の子どもたちへのプレゼントを送って下さったり、スタディツアーにはご家族やご親戚の方々も誘って参加してくださいました。
 ジランちゃんの事件の際には(懐かしい)、自ら街頭に立ち、署名を呼びかけ、バザーやイベントがあるとお手伝いに来て下さるような、そんなフットワークの軽い気さくで明るい方でした。
 茨城に移ってからは、滅多にお会いすることが無くなってしまったのですが、地方の弁護士さんがいない事件で「弁護士さん探してます」のMLをながすと、「どなたもいなければ私やりますよ」と声をかけてくださり、いつも助けられていました。
調べてみたところ、細田先生が担当されたケースはこれまで40件ありました。NPO法人になった2006年から現在まで15年が経過していますので、年に2件以上受任下さっていたことになります。本当にたくさんのJFCの子どもたちが救われました。
ボランティアさんたちとの交流もあり、ご自身が大検で大学に行かれ弁護士になったご経験から、ボランティアさんの中には、細田先生に刺激を受けて自分も大検を受けて弁護士を目指したい、という方もいました。
 本当に大切な方を失いました。心からご冥福をお祈り申し上げます。
 さて、臨時総会で新しく監事が選任されました。弁護士の毛受久先生です。毛受先生は、1994年5月のJFCネットワークの設立前の1993年4月に設立した「JFC弁護団」のお一人で、以降、長年にわたり、JFCネットワークにご協力を頂いております。
 この度、監事となって頂くことをご快諾頂き、とても心強く嬉しいです。
 末永く、どうぞよろしくお願い致します。
※懐かしい2004年当時のジランちゃん事件の記事を見つけました。